嗚呼!京王帝都 井の頭線

京王帝都 井の頭線のNゲージによる模型化

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映画に見る井の頭線 -6- 

「殺人容疑者」 新東宝 1952年

500 1952年 銀座線資材置き場

スター俳優を起用せず、全編を街頭ロケで撮影した、セミ・ドキュメンタリーの先駆的作品だという。所謂、刑事物には、繁華街の風景はお約束なので、渋谷の様子が残されていないか期待が高まるのだ。

カメラを据えたこの場所は、現在、東京メトロの渋谷運転事務室になっているが、当時は銀座線の資材置き場だった。加山雄三の「銀座の若大将」にも登場する場所である。

1952年というと、東急百貨店西館の姿がまだないのである。西館が出来る前の姿については、映画「恋文」のラストシーンを見て頂ければよいと思う。井の頭線は、銀座線の高架より低い位置にあるので、ここからはホームを見渡すことはできない。駅ビル(京王ビル)も1960年の落成であり、当然出来ていないから、井の頭線がどこにあるのかは、僅かに「井の頭線」というネオンで分かる程度だが、大和田横町に架かる橋梁の手前に詰所らしき建物も見える。1960年にはホーム延長と上り線橋梁の改修のためこの建物は撤去されたようだ。そして、拡幅される前の銀座線の高架の姿も見える。

500 1952 年 玉電橋脚

この時代は、井の頭線と東横百貨店西館の連絡橋が拡幅されていないので、写真中央の駐車禁止の標識のの右側に、玉電のガード下の四本の橋脚が影にはいらずよく見えている。


1952年 殺人容疑者 玉電橋脚 井の頭線入口階段

玉電の橋脚を別のアングルからみたもの。山の手線の橋脚等に見られるお馴染みのタイプ。

それにしても、今の渋谷の賑わいとは打って変わって何とも貧しげな時代である。この「殺人容疑者」には、ウルトラマンの科学捜査隊隊長だった小林昭二氏、東宝特撮シリーズで活躍した土屋嘉男氏、そして丹波哲郎氏の若き日の姿がある。


映画に見る井の頭線 TV編 -1- 

「探偵物語」1980年 日本テレビ 第22話「ブルー殺人事件」の予告編

志賀氏 縮小版 500

松田優作のTVドラマの代表作「探偵物語」には1979年当時の渋谷や神泉の貴重な井の頭線の姿が残されている。

何故か旧地下鉄銀座線のガード下からカメラを向けたカットは第22話の本編にはなく、予告編でしか現れない。この強面のオッサンは任侠映画に独特の存在感を示す志賀勝氏。

画面左上の「この先30m」という標識の後ろの虎縞(警戒色)のところが井の頭線の橋梁だ。
道玄坂を上りはじめ、メガネの「イワキ」の手前を左に曲がって246に抜けるのがこの通りで「大和田通り」と呼ばれていた。井の頭線の橋台は旧玉電の橋台より突出したいた。その様子は、下に示す志賀氏が抜けた後の画像で分かる。それにしても、この橋台は上り方向が異様に深くなっているのが特徴だ。

ご存知の通り、今このあたりはすっかり変わってしまい、西口が出来たり、マークシティーが出来たりと若い女性の姿もよく見かけるが、当時はオヤジ臭いというか薄暗いといところで昼間は人通りもまばらだった。

いやはや、全く思いもよらぬお宝映像と申せましょう。

志賀氏 抜けた後 縮小版 500

志賀勝氏が抜けた後の様子。井の頭線の橋台の突出ぶりがわかる。

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映画に見る井の頭線 -5- 

「狼と豚と人間」東映 1964年


連絡橋内部 縮小版 500

画面左の階段を上がった地下鉄銀座線への通路(東横百貨店側)から井の頭線の改札口の方向にレンズを向けている。

現在の連絡橋の右側は出札所の看板が下がっているあたりまで削られ、エスカレータが設置されている。
一方、左側は玉電跡のバス乗り場が撤去された分、左にスライドしている。そして電車の停車位置は約50メートル下り方向に後退した。

この「狼と豚と人間」はモノクロだが、「黒の傾斜」(松竹)ではカラーでこの連絡橋の内部が写されている。

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映画に見る井の頭線 -4- 

吉永小百合・浜田光男コンビの代表作 「泥だらけの純情」 日活 1963年

ハチ公側からの渋谷駅 500


東横百貨店との連絡橋の下の様子が分かる。カーキ色のジャケットのお兄さんは浜田光男氏。

京王ビルの1階は、4本の柱で三つに分けられ、左から①不二家洋菓子店と天津甘栗、②階段、③ガード下の商店街への通路とコーヒースタンドだったように覚えている。京王ビルの右隣がまだビルになっていなかった。駐車スペースのあたりが、今は喫煙コーナーになっている。ハチ公側から西を向いた、このアングルは珍しいのではないか。

「泥だらけの純情」には懐かしい渋谷の風景が散りばめられている。





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映画に見る井の頭線 -3- 

「その人は昔」 1967年東京映画(東宝)松山善三監督、舟木一夫、内藤洋子。

渋谷空映像 1967年


青春映画は渋谷の宝庫だ。昔から渋谷は若い人の街だったんですね。

写真、右側を見て頂きたい。オレンジ色の車両が、地下鉄銀座線の旧型車。その下が井の頭線のホームだ。1967年というと、まだ屋根がホームの半分で4両編成の時代で、ホームも延長されて居ないのが分かる。赤茶色の屋根ということは、スレートではなくて、トタン葺きだったのだろうか?スレート葺きでグレーだと思っていた。

井の頭線の渋谷駅のホームは、周囲のビルと一段高い銀座線の車庫の谷間にあって、毎日新聞や読売新聞のフォトバンクの空撮映像を探してはみたものの、これはという写真は見つからず、北側から撮影した横方向の写真は難しいと思っていたのだが。世の中、粘って探してみるものです。

このアングルでのカラー映像があるとは、嬉しいにも程がある。

それにしても、工事中断から早2年の月日が流れてしまったが、やっと工事再開に漕ぎつけた。

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